CASE FILE 06 / 相続
死亡直前の贈与・保険解約を訴訟で争った相続事例
父が亡くなる直前、
不動産は贈与され、生命保険は解約されていた。
- START
相続財産を確認すると、父が亡くなる直前に、不動産について贈与を原因とする名義変更がされていました。
さらに、依頼者が受取人となっていた生命保険も、死亡前に解約されていました。
問題は、「これらが本当に父自身の意思で行われたものなのか。」
- ISSUE
手続が行われた当時、父は重い病状にありました。
不動産の贈与も生命保険の解約も、有効であることを前提に遺産分割を始めれば、本来の相続財産そのものが変わってしまいます。
そこで遺産を「どう分けるか」より先に、「何が本来の遺産なのか」を争う必要がありました。
- ANALYSIS
診療記録から、父の死亡前の状態を確認。
さらに、不動産の登記、保険契約と解約の経緯、委任状、印鑑、筆跡などを調べ、「財産が動いた時期と父の状態を照らし合わせました。」
- ACTION
死亡直前の不動産の名義変更を訴訟で争い、生命保険の解約についても別途争いました。
まず本来の財産関係を取り戻し、その結果を踏まえて、ようやく本来の相続財産を前提とする遺産分割へ進みました。
- RESULT
不動産については、死亡直前にされた名義変更を覆し、登記を元に戻しました。
生命保険についても、父の意思に基づく解約ではなかったとの判断を得ました。
そのうえで遺産分割を進め、「財産を取り戻すところから始まった相続問題を、最終的な分割まで解決しました。」
過去の個別事例であり、同様の結果を保証するものではありません。
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